コラム

相続後の不動産売却におけるデメリットとは?売却時のポイントも解説

作成者: 小林茂美|Dec 20, 2025 10:29:59 PM

不動産を相続した場合、すでに自分で家を持っていると、その不動産をどう扱うか悩むこともあるでしょう。
そのような状況では、不動産を売却することを考えるのも一つの方法ですが、売却にはデメリットもともないます。
今回は相続した不動産を売るメリットとデメリット、そして不動産売却の際に気をつけるべきポイントを解説します。

 

 

相続した不動産を売却するメリット

相続した不動産を売却する最大のメリットは、その不動産を現金化できることです。
親から財産を相続したときには相続税の支払いが必要になりますが、不動産を売却することで納税に必要な資金を得られます。
また、相続した不動産を所有し続けると固定資産税や都市計画税といった維持費が発生しますが、これらの負担から解放されることもメリットです。
さらに、相続した不動産が原因で起こり得る近隣とのトラブルを未然に防ぎやすくなるメリットも見逃せません。

 

相続した不動産を売却するデメリット

相続した不動産を売却することで生じるデメリットの1つは、所有権を失うことです。
たとえば、親が生前にその不動産を第三者に貸していた場合、そこから得られる収益がなくなってしまうことがデメリットです。
また、売却した結果利益が出た場合には、譲渡所得税を支払う必要があり、これもデメリットと言わざるを得ません。
とくに売却する不動産の所有期間が5年以下の場合、譲渡所属税の税率が高く、高額な納税を強いられるおそれがあることもデメリットです。

 

相続後に不動産売却をするポイント

相続後の不動産売却方法は、大きく分けて2つあります。
1つは不動産会社が買い手を見つけてくれる「仲介」、もう一つは不動産会社が直接その不動産を買い取る「買取」です。
どちらの方法が適しているかは不動産によって異なるため、不動産売却前に慎重に判断することが重要です。
さらに、不動産が複数の相続人で共有名義となっている場合、全員の同意がなければ不動産売却はできません。
したがって、不動産売却を希望するなら、事前に他の共有者と話し合っておく必要があります。
また、不動産売却前に被相続人から相続人への名義変更手続きしなければ、売却ができないこともデメリットとして覚えておきましょう。

まとめ

相続後に不動産売却すると「現金化できる」「維持費から解放される」などのメリットを得られます。
一方で、所有権を失うことや、利益が出た場合に譲渡所得税が発生することはデメリットです。
不動産売却のポイントとしては、最適な方法を選ぶことや、共有名義の場合は他の共有者の同意を得ることを挙げられます。
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