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title: 年金制度の主な改正予定(2026年4月以降) ――「もらい方」より「備え方」が問われる時代へ
description: "日本の年金制度は、静かに、しかし確実に転換点を迎えています。\n「将来もらえる年金はいくらか」という問いから、\n**「働き方・稼ぎ方・備え方をどう設計するか」**へ。"
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# 年金制度の主な改正予定(2026年4月以降) ――「もらい方」より「備え方」が問われる時代へ

[小林茂美](https://invest.kansai-mansion.jp/column/author/s-kobayashi)  Feb 1, 2026, 7:29:59 AM

日本の年金制度は、静かに、しかし確実に転換点を迎えています。  
「将来もらえる年金はいくらか」という問いから、「働き方・稼ぎ方・備え方をどう設計するか」へ。

本コラムでは、今後数年で予定されている年金制度の主要改正を整理し、それが**現役世代・高所得層・これから資産形成を考える人**に  
どのような影響を及ぼすのかを解説します。

![年金改正3](https://invest.kansai-mansion.jp/hs-fs/hubfs/%E5%B9%B4%E9%87%91%E6%94%B9%E6%AD%A33.jpg?width=1920&height=1280&name=%E5%B9%B4%E9%87%91%E6%94%B9%E6%AD%A33.jpg)

 

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## 在職老齢年金の基準額引き上げ（2026年4月〜）

### 「働くほど損する」構造はどこまで解消されるのか

在職老齢年金とは、**年金を受給しながら働く人の収入に応じて、年金が減額される制度**です。

これまで多くの人が、「働きすぎると年金が減る」「定年後は収入を抑えた方が得」というジレンマを抱えてきました。

2026年4月以降は、この在職老齢年金の**基準額（減額が始まるライン）が引き上げられる予定**です。

### 何が変わるのか

- これまでより**多く働いても年金が減りにくくなる**
- 高齢期の就労意欲を阻害しにくくなる
- 専門職・管理職・再雇用層にとって追い風

### ただし注意点

制度が「改善」される一方で、**「年金＋給与」で生活が完結する前提**がより強まるとも言えます。つまり、国は「長く働いてもらう」方向に舵を切っているというメッセージでもあります。

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## 厚生年金の標準報酬月額の上限引き上げ（2027年〜）

### 高所得者ほど「負担増」を実感する改正

次に影響が大きいのが、**厚生年金の標準報酬月額の上限引き上げ**です。標準報酬月額とは、厚生年金保険料を計算するための基準となる報酬額。現在も上限は存在しますが、2027年以降、この上限が引き上げられる予定です。

### 何が起こるか

- 高所得者ほど**社会保険料の負担が増える**
- 手取り収入は目に見えて減る
- 会社員である限り、回避はできない

### よくある誤解

「払う分、将来の年金も増えるのでは？」という声もありますが、実際には

- 増加分と負担増は**必ずしも比例しない**
- 受給開始年齢・寿命次第で回収不能の可能性

つまり、**確実に今の手取りは減るが、将来のリターンは不確実**という性質を持っています。

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## 遺族年金の男女差解消（2028年4月〜）

### 「家族のかたち」に制度が追いつき始めた一方で

2028年4月からは、**遺族年金における男女差の解消**が予定されています。

これまでの制度は、

- 専業主婦モデル
- 男性が稼ぎ、女性が支える

という前提で設計されてきました。しかし現代では、

- 共働き世帯が主流
- 女性の就労率上昇
- 家族構成の多様化

が進んでいます。

### 改正の方向性

- 男女で異なっていた支給要件の是正
- 性別によらない制度設計へ

### ここでの注意点

平等化は進む一方で、**「手厚い保障」が薄まるケース**も出てきます。つまり、制度は「守ってくれるもの」から「最低限を支えるもの」へという変化が進んでいるのです。

![年金改正4](https://invest.kansai-mansion.jp/hs-fs/hubfs/%E5%B9%B4%E9%87%91%E6%94%B9%E6%AD%A34.jpg?width=1920&height=1280&name=%E5%B9%B4%E9%87%91%E6%94%B9%E6%AD%A34.jpg)

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## iDeCo（個人型確定拠出年金）の拡充

### 「自分で備える」ことが前提になる時代

公的年金の調整が進む一方で、**私的年金制度であるiDeCoの拡充**が続いています。これは偶然ではありません。

### iDeCo拡充が意味すること

- 老後資金は「自己責任」の比重が増す
- 国は税制優遇で“自助努力”を促す
- 公的年金だけでは足りない前提

拡充の方向性としては、

- 加入年齢の引き上げ
- 拠出限度額の見直し
- 会社員の使いやすさ改善

などが想定されています。

### ただし万能ではない

iDeCoは優れた制度ですが、

- 原則60歳まで引き出せない
- インフレ耐性は商品次第
- 取り崩し時の税制も考慮が必要

つまり、**iDeCoは「軸」にはなるが「答え」ではない**という位置づけです。

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## これらの改正から見える共通メッセージ

4つの改正を並べてみると、国の一貫したメッセージが浮かび上がります。

### 共通点

- 長く働いてもらう
- 高所得層にはより多く負担してもらう
- 家族モデルは多様化前提
- 老後は自分でも備えてほしい

言い換えると、**制度に「依存」する時代から、制度を「理解して使う」時代へ**移行しているのです。

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## では、現役世代はどう考えるべきか

重要なのは、「制度改正を嘆くこと」ではありません。

- 手取りが減る前提でどう動くか
- 公的年金に何を期待し、何を期待しないか
- 私的年金・資産形成をどう組み合わせるか

これを**早い段階で設計すること**です。

特に、

- 高所得会社員
- 医師・士業・専門職
- 共働き世帯

ほど、影響は大きくなります。

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## まとめ｜年金制度は「知っている人」から順に変化に対応できる

今回の年金制度改正は、どれも単体で見れば「調整」に見えるかもしれません。

しかし積み重ねると、**老後の前提条件そのものが変わっている**ことがわかります。

- 働き方
- 稼ぎ方
- 守り方

これらを**制度ベースで理解し、自分の人生設計に落とし込めるか**が、今後の安心度を大きく左右します。年金制度は「知らなくても自動で守ってくれるもの」ではありません。**理解し、備え、使いこなすもの**へと変わっています。

 

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静かに進む「手取り減少」と、会社員が今から考えるべきこと

2027年以降に予定されている**厚生年金の標準報酬月額の上限引き上げ**は、一見すると地味で分かりにくい制度改正です。

しかし実態は、**...**

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### [国債費が膨らむと私たちの暮らしはどう変わるのか？医師が知っておきたい金利上昇時代の資産防衛](https://invest.kansai-mansion.jp/column/era-of-rising-interest-rates)

## 国債費が増えると何が起こるのか

最近、「国債費が膨らむ」「金利上昇で財政負担が重くなる」といったニュースを目にする機会が増えています。...

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### [国債費の増加と金利上昇でどうなる？医師が今考えたい、現金だけに頼らない資産防衛](https://invest.kansai-mansion.jp/column/increased-government-debt-service-and-rising-interest-rates)

## 国債費の増加と金利上昇が注目される理由

最近、「国債費の増加」や「金利上昇」といった言葉をニュースで目にする機会が増えています。...

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### [国債費増加時代に考える、医師のための資産防衛戦略とは](https://invest.kansai-mansion.jp/column/asset-protection-for-doctors)

## なぜ今、国債費の増加が注目されているのか

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[![](https://invest.kansai-mansion.jp/hs-fs/hubfs/tanako.jpg?width=352&name=tanako.jpg)](https://invest.kansai-mansion.jp/column/tobacco-tax)

### [たばこ税2025年以降の増税計画](https://invest.kansai-mansion.jp/column/tobacco-tax)

## 増税の背景

　2025年以降に予定されているたばこ税の増税は、国の財政安定化と公共サービスの維持向上を目的としています。増税の重要な背景には、防衛費の増大があります。

[![](https://invest.kansai-mansion.jp/hs-fs/hubfs/%E5%8A%B4%E5%83%8D.jpg?width=352&name=%E5%8A%B4%E5%83%8D.jpg)](https://invest.kansai-mansion.jp/column/two-tiered-salary)

### [【最新】年収500万円以上から始める「給料の2階建て」戦略](https://invest.kansai-mansion.jp/column/two-tiered-salary)

「一生懸命働いているのに、なぜか手元にお金が残らない……」 そう感じていませんか？

[![](https://invest.kansai-mansion.jp/hs-fs/hubfs/%E9%87%91%E5%88%A9%E4%B8%8A%E6%98%87.jpg?width=352&name=%E9%87%91%E5%88%A9%E4%B8%8A%E6%98%87.jpg)](https://invest.kansai-mansion.jp/column/rising-interest-rates)

### [国債費の拡大は他人事ではない？金利上昇が家計と資産運用に与える影響とは](https://invest.kansai-mansion.jp/column/rising-interest-rates)

## 国債費の拡大が、なぜ今これほど注目されるのか

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