老後にかかる生活費は?自宅や不動産投資を利用した老後資金の準備方法
人生100年時代、老後に公的年金だけでは生活費が不足するため、他の方法で老後資金を準備する必要があるといわれています。
老後の生活を不安に思っている方は多く、どのような方法があるのか気になっている方もいるでしょう。
今回は、老後にかかる生活費や、自宅や不動産投資を利用した老後資金の準備方法をご紹介します。
老後にかかる生活費とは
老後に収入が公的年金のみになっても、税金は天引きされ、医療費や介護費、保険料などの支出もあります。
2020年の総務省の家計調査によると、夫婦二人の老後の1か月の生活費は公的年金を中心とする実収入が平均25万6,660円、支出が25万5,550円で、ほとんど手元に残りません。
公的年金の支給額は加入状況などによってそれぞれ違い、また退職金や貯金などを合わせても不安を抱えている場合は自分自身で老後の資金作りの準備が必要です。
自宅を利用した老後資金の準備方法
老後資金の準備として自宅を利用する方法を3つご紹介します。
1つ目は売却して資金を作り、新たに物件を借りたり購入したり老人ホームへの入居費用にする方法で、今よりも小さい住まいに住み替えたい、病院が近くて治安のよい場所に引っ越したい場合に向いています。
2つ目は不動産会社などに売却し賃貸物件としてそのまま住み続けるリースバックです。
売却と同時に賃貸借契約を結び、家賃を支払いながら住み続けられます。
3つ目は自宅を担保にして生活費などを借りるリバースモーゲージです。
借りている資金は、生きている間の返済は不要かもしくは利息の返済のみで、利用期間終了後や利用者が亡くなったときに売却して返済します。
老後資金の準備方法としての不動産投資
公的年金以外の老後資金の準備方法には不動産投資もあります。
大きなメリットは安定収入が得られる点です。
株式投資や投資信託などで毎月安定的に収入を得られるのは難しく、収益を出すためには株価のチェックなど手間がかかります。
一方で不動産投資は入居者や建物の管理などの手間は管理会社へ委託でき、長期的に安定した収入の確保と資産の準備ができるので年金の代わりとして期待できるでしょう。
安定収入を維持できる可能性は高くなるので、老後に生活レベルを落としたくないと考える方におすすめです。