住宅ローン減額の方法とは?返済が難しい場合の対策を解説

控除額

住宅ローンを利用されている方で、不測の事態によりローンの返済に苦しんでいる方も多いでしょう。
返済額が生活費を圧迫し、日常生活や将来設計に支障をきたす場合、住宅ローンの減額や返済が難しい場合は適切な対応が重要になります。
この記事では、住宅ローンの減額方法と返済が難しい場合の対策について解説します。

 

住宅ローンの返済額を減らす方法

住宅ローンの返済が苦しくなった場合、まず金融機関に相談し、返済条件の変更やボーナス返済の見直しが重要です。
返済条件の変更とは、返済期間の延長や金利の見直しをおこない、月々の負担を減らすために有効な方法です。
返済期間を延長すると月々の負担は軽減できますが、その分総返済額は増える可能性があるため、慎重な検討が必要になります。
また、ボーナス返済の見直しは、ボーナス返済の減額やボーナス返済の継続の有無を見直し、年間の返済額を減らすために有効な方法です。

住宅ローンの総返済額を減らす方法

総返済額を減らすためには、繰り上げ返済や借り換えなどの方法があります。
繰り上げ返済は、ローン元本を早期に返済し利息を減らす方法です。
手元に資金が必要な場合など、家計のバランスを考えながら余力資金内での返済をおすすめします。
借り換えは、現在のローンより金利が低いローンに変更し、金利を下げて総返済額を減らす方法です。
ただし、借り換えには手数料や諸費用(登記費用・保証料など)が発生するため、これらの費用も含めてメリットがあるのか慎重な検討をおすすめします。

減額しても返済が難しい場合は自宅の売却が必要

返済を減額してもローンの返済が難しい場合は、自宅の売却の検討が重要です。
物件価格とローン残債の状況に応じた対策があります。
アンダーローンとは、物件価格がローン残債を上回る状態を指し、物件価格でローンを完済したうえで、利益が残れば生活資金などへ補填が可能です。
オーバーローンとは、ローン残債が物件価格を上回る状態を指し、物件価格ではローンを完済できないため、不足分は自己資金が必要です。
自己資金の用意が難しく、ローン返済が滞納し続けると競売にかけられてしまいますが、その前に任意売却をおこなう方法があります。
任意売却は、ローン債権者の許可を得て、ローン残債を残したまま抵当権を抹消して売却する方法です。
市場価格よりも低い価格となる場合もあり、ローン残債は残りますが、残債は一部減り返済負担を軽減できる可能性があります。

まとめ

住宅ローンの返済が難しくなった場合には、金融機関と相談しながら返済条件の変更やボーナス返済の見直しをおこない、返済負担を減額する必要があります。
また、繰り上げ返済や借り換えで総返済額を減らす対策も重要です。
対策をしても返済が難しい場合は無理をせず、物件価格とローン残債を比較のうえ、売却の検討をおすすめします。
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