投資用マンションの売却タイミングはいつ？事前準備や注意点も合わせて解説

投資用マンションを売却するタイミングはいつが良いのか、迷われる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
利益を出して損益を出さないようにすると、いろいろなことを考えてしまうでしょう。
この記事では、投資用マンションを売却するのはいつが良いのか、売却の準備や注意点についてご紹介します。

投資用マンションの売却タイミングはいつが良い？

投資用マンションの売却はいつが良いのかというと、まず大規模修繕の前であることが、一つのタイミングです。
マンションは築年数が10〜20年になると大規模修繕がおこなわれるので、その前に修繕積立費が上がります。
そして工事費用などの値上がりにより、積み立てた修繕費だけでは不足してしまう場合もあるため注意が必要です。
修繕費用の不足分は各部屋の所有者で負担することになるので、さらに費用がかさむでしょう。
次に、路線価が上がっているタイミングです。
路線価とは国税庁が年に一度算出する、その土地に対する相続制評価額のことです。
国税庁のホームページで確認することができるので価格予想の検討材料になります。
路線価と似た理由になりますが、周辺のマンションの家賃相場が上がっているときも良いタイミングと言えるでしょう。

投資用マンションの売却の事前準備について

実際に投資用マンションを売却する前に自身で準備しておいたほうが良いことがいくつかあります。
まず管理会社へ連絡して、組合員の資格喪失届を提出しましょう。
同時に管理費用や修繕積立の精算を終わらせておくと、そのあとの手続きもスムーズに進められます。
次に不動産会社に相談する前に、自分でも市場調査をして相場を把握しておきましょう。
ホームページで検索すると周辺の似た物件の価格を調べることができます。
また、必要書類も準備しておきましょう。
必要書類は、身分証明証・登記簿謄本・固定資産税の通知書・売買契約書・実印・印鑑証明証・民票など、たくさんあります。
必要書類を一度に準備するのは大変なので、事前に揃えておくことをおすすめします。

投資用マンションを売却する際の注意点

まずローンを完済していない物件は、抵当権抹消登記をおこなわなければいけません。
その際には登録免許税がかかります。
登記手続きは司法書士に依頼しておこなうため、報酬も支払う必要があります。
次にマンションを売却する際に、空室にする必要はありません。
しかし空室にして居住用としたほうが、高く売れる場合があります。
さまざまな注意点を考慮しても売却時のタイミングは、なかなか決められないことがあります。
そんなときには、不動産売却の経験が豊富なプロの意見を聞いてみると良いでしょう。