空室対策にリフォームは必要か？リフォームの方法や費用相場を解説！

賃貸物件の経営において、安定した収益を得るためには適宜空室対策を実施し入居率を高く保つことが大切です。
しかし、物件によって適切な対策は異なるため、どのような対策をおこなうべきか迷っている方もいらっしゃるかもしれません。
今回は、空室対策にリフォームは必要なのか、リフォームの方法や費用相場について解説します。

空室対策にリフォームは必要か？

リフォームはあくまで空室対策のひとつであり、空室を埋めるためにはかならずリフォームが必要というわけではありません。
賃貸物件に空室が増える原因はさまざまなものがあり、より手軽な対策が大きな効果を上げる可能性もあります。
まずは空室の原因を特定し、そのうえでコストの低い空室対策を優先するのがおすすめです。
空室対策のなかでも多額の費用がかかるリフォームは優先順位が低いため、後回しにしたほうが良いでしょう。

空室対策を目的としたリフォームの方法

空室対策を目的としたリフォームの方法としてまず挙げられるのは、設備の修繕や交換です。
とくに水回りの設備は物件の印象に大きく関わるため、バス・トイレ・キッチンの設備を近代的なものに変えることで高い効果が期待できるでしょう。
また、宅配ボックスや無料インターネット、モニター付きインターフォン、オートロックといった近年人気の設備の導入も空室対策として有効です。
比較的手軽にできるリフォームとしては、床や壁紙の張り替えといった内装のリフォームが挙げられるでしょう。
建物の状態によっては、外壁や屋根の補修といった外観のリフォームも大きくな効果を発揮します。
また、建物の構造に影響を与えない程度であれば、壁を抜いて間取りを変更するようなリフォームも可能です。

空室対策でリフォームをおこなう際の費用相場

設備に関するリフォームは、新しく導入する設備の種類によって費用相場が大きく変化します。
備え付けの家具や家電を整備する場合は、3万円～30万円程度の費用がかかるでしょう。
キッチンをガスコンロからIHに変える場合は20万円～25万円程度、システムキッチンに変える場合は50万円～100万円程度の費用がかかります。
トイレや浴槽のリフォームにかかる費用は、60万円～180万円程度が相場です。
内装のリフォームとして畳をフローリングに変えた場合は、6畳で12万円～18万円程度の費用がかかります。
外観のリフォームは使用する建材や建物の形状で費用が大きく変わりますが、120万円～300万円程度を相場の目安として考えると良いでしょう。
間取りを変更するリフォームの費用相場は3万円～25万円程度ですが、部屋が広く工事の規模が大きいほど費用も高くなります。