賃貸経営で外国人の入居を受け入れるメリット・デメリットについてご紹介!
賃貸経営を始めようとしている方にとって、賃貸物件に外国人入居者を受け入れるかどうかで迷っている方もいることでしょう。
外国人の入居を受け入れるといろいろメリットがありますが、同時にデメリットもあります。
今回は、外国人入居者を受け入れるメリット・デメリットや、実際に受け入れる際の事前準備と注意点についてご紹介します。
外国人入居者を受け入れるメリットとは?
賃貸物件に外国人入居者を受け入れると、入居率が高くなるメリットがあります。
外国人留学生の数は年々増加傾向にありますが、外国人の入居を受け入れている物件はそれほど多くありません。
外国人入居者を積極的に受け入れれば、入居率は高くなるでしょう。
さらに、外国人の方は入居審査のハードルが高いため、一度入居したら長く住んでくれる可能性が高いのもメリットです。
もし退去することになっても、外国人同士のネットワークにより、次の入居者がすぐ決まる場合もあります。
また、多少割高の家賃であっても、日本人のように他の物件を簡単に探すことが難しいため、長く住み続けてくれる可能性が高いです。
外国人入居者を受け入れるデメリットとは?
外国人入居者を受け入れるデメリットとして、日本語が話せなかった場合、コミュニケーションが取りにくい点が挙げられます。
ゴミの出し方など説明しても理解してもらえず、トラブルになるかもしれません。
また、家賃に対する価値観の違いから、家賃滞納のリスクも考えられます。
もしそのまま帰国されてしまうと、回収は困難です。
さらに、外国では連帯保証人の仕組みがないことが多く、理解してもらえても実際に連帯保証人を探すのが難しいのもデメリットと言えます。
外国人入居者を受け入れる際の事前準備や注意点は?
外国人入居者を受け入れる際には、トラブルを少なくするための事前準備が大切です。
国土交通省では「外国人の民間賃貸住宅入居円滑化ガイドライン」を作成して、スムーズな受け入れのための情報を公開しています。
ガイドラインを活用して、必要な事前準備や注意点をチェックしておくと良いです。
まず入居審査時には、在留資格とパスポートの確認は必須です。
在留資格には、外国人として日本で活動できる範囲と在留できる期間が定められているので、よく確認しましょう。
また、家賃滞納のリスクを回避する意味でも、保証会社に加入してもらうのがおすすめです。
万が一家賃の滞納や未払いがあった場合には、保証会社が補償してくれるので安心です。