自主管理の客付けで有効な方法とは?メリット・デメリットもご紹介
賃貸経営をするうえで空室が発生した際には、入居者を募集する客付けが必要になります。
このとき、自主管理で客付けすると仲介手数料などの費用を抑えられますが、募集方法が限られ入居者獲得が遅くなる可能性もあるため注意が必要です。
この記事では、自主管理でおこなう客付けの方法やメリット・デメリットをご紹介します。
自主管理で客付けができる3つの方法
入居者を募集する方法の一つとして、空き部屋に貼り紙をするのが挙げられます。
通行者の目につく位置に、入居者を募集している旨と公表できる連絡先を記載しておくと、手軽に宣伝が可能です。
またSNSでの宣伝も効果的です。
清潔感を意識して明るめの写真を複数用意し、所在地や間取りのほか、貸主の挨拶文も含めて投稿するのがおすすめとなっています。
うまく拡散できると、より多くの方に物件情報を見てもらえる方法です。
また、自身の空室情報を直接掲載できる、大型の不動産情報サイトを利用する方法もあります。
ユーザーとの直接取引の有無については、サイトのシステムによって異なるため注意が必要です。
自主管理の客付けをすると得られるメリット
自主管理の客付けでは、費用を抑えられる点が大きなメリットとなっています。
入居者を募集するうえで不動産会社の仲介を利用すると、仲介手数料のほか広告料などの費用負担が必要になります。
しかし、貸主自身で入居者募集をすると仲介手数料や広告料の発生がなく、費用の節約が可能です。
また、所有物件を自由に管理できるのもメリットです。
制約を受けず、すべて貸主自身の判断で所有物件の管理ができます。
そのため、どのような方を入居させるのか、貸主が直接入居希望者の人柄を確認したうえで契約の判断も可能です。
不動産会社の仲介を利用すると、どのような入居希望者なのか、紹介されるまで人柄を確認できないリスクがあります。
自主管理の客付けで考えられるデメリット
自主管理の客付けでは、貸主自ら入居者と連絡を取り合い、契約や家賃の集金が必要になります。
そのなかで入居者とトラブルが起きた際には、不動産に関する法律を守りながら、貸主自身で対処する必要があるため、手間や労力がかかるのがデメリットとして考えられます。
また多くの不動産会社に、所有物件の情報を共有できる「レインズ」に登録できないのも、貸主にとってはデメリットの一つです。
入居者募集中を不動産会社間に広く発信できないため、入居者獲得の機会が狭まります。
これらの入居者との契約に関するトラブルや所有物件の空室解消は、不動産会社による管理委託を選ぶと、貸主の手間や労力を省いての対処が可能になります。
管理委託すると、専門的な知識と広い情報発信力で適切な客付けと物件管理がおこなわれるためおすすめです。